起業支援のサイトへの登録。
何かしたくて、変わりたくて、勇気を出したはずなのに
周りの方と比べた自分のビジョンの不明確さにすっかり自信喪失・・・
グループコンサルにも参加せず、サイトのサービスも一切使わなくなってしまいました。
「会費だけ払って、本当にもったいないことをしたなぁ。」
でも、全て無駄だったわけではありません。
唯一利用し続けていくことになった月1の個別ミーティング。
このミーティングを担当してくださった方との出会いによって、私はWebライターというお仕事を知ることとなったのです。
私をWebライターへと導いてくれた新たな出会い
起業支援のミーティングなので、本当は事業の具体的な進捗の報告や相談をするものだと思います。
でも、私には相談できる現在進行形のものが何もなくて
「どうしたらいいんだろう、自分・・・」
そんな人の相談、自分だったらすごく困ると思うから💦
だから、私は入会してすぐに
「自分には相談できることすらありません。なのでこのミーティングも結構です。お金はお支払いするので・・・」
そうお伝えしました。
年単位だったので途中で退会はできなくて・・・
でもその方はおっしゃいました。
「お話しするだけでもいいんです。続けませんか?せっかくだから」
そして、この時間が月1の私の気持ちの整理の時間、そして元気をもらえる時間に変わっていきました。
太陽のように明るく魅力的な女性
私より少し年下のとってもかわいらしい女性。
企業にお勤めだったところからフリーランスになられて、コーチングやさまざまな事業をされているその方は
まさに太陽のような人✨
自分とはまるで正反対で、画面越しにお会いするたびに今でも
「こんな人になりたかったなぁ・・・」
と思うほど、私にとって魅力的な方です。
私はよく「話しかけるなオーラ」を纏っていると言われてしまいますが(笑)
この方は「近くに行ってお友達になりたくなるオーラ」!
自分とのあまりの差に、はじめは正直自分が惨めで情けなくて、ミーティングが終わって泣いていました
私は素敵な人を見ると、いいなぁ、憧れるなぁを通り越して
私はいったい何なんだ
という自分への怒りに変わるようで。
メンタルが弱くなっていたせいもありますが、そんな怒りと無駄な時間を取らせているという申し訳なさで、はじめは苦しい時間であったりもしました。
次第に気になり始めるライターというお仕事
どうしていいかわからず、中身のない話をするのも迷惑だと思っていた私。
でも、私が言葉に詰まっても、何も報告することが無くても、一生懸命アドバイスをくださいました。
私の話からほんの少しの変化を見つけて褒めてくださったり
ご自分のお話も交えて常に楽しい方向へと話を進めてくださろうとしたり・・・
そのうち、Instagramを更新し続けていた私に
「Webライターをやってみてはどうですか?向いていると思います!」
そう言ってくださったんです。
文章を書くことは、子どもの頃から好き。
お手紙も好き。
正直、若干コミュ障の私は、話すよりお手紙やメモで伝えるのが気楽なことも多いんです。
だから、文章を書くということに苦しさを感じることがほとんどありません。
そんな私の性格や考え方を見抜いて、こう進言してくださったことから、ライターへの興味が一気に加速していきました。
やってみたい!ピアノ以外のことに挑戦する決意
「Webライターって何?」
まずはココからスタート。
「私が普段検索して読んでいるものは、ライターさんが書いている文章なのね!」
当たり前に目の前に置かれて、当たり前に使っている物が、どんな人の手によって作られているのか。
例えば、今私が向かっているパソコンだって、ブログに使っているWordPressだって
何もないところから作り始めた人がいる。
当たり前すぎて考えたことがないことで、世の中は溢れてるんだと思います。
Web上の文章もその一つ。
この膨大な情報の一つひとつが人の手によって文章化されていて、同じようなことが書いてあるようでも実は狙いが違ったり情報量が異なったりする。
私は
「自分が毎日お世話になっているWeb上の文章たち。私もこれを作れる人になりたい!」
そして、クラウドワークスに登録。
パソコンは、家族共用のデスクトップだけなのでほとんど使えない💦
そんな状態から、私のライターへの道が始まったわけです。
一つの出会いで変わった私の気持ち
太陽のような女性との出会いで知った、Webライターというお仕事。
未知の世界に一歩足を踏み入れることは、私にとって決して簡単なことではありませんでした。
なぜなら、私にはピアノがあるから。
それがどうして、他のことをすることに対する障害になるの?と思われるかもしれませんね。
そうなんです。
ピアノがあるから、他のことができないわけでもしてはいけないわけでもないんです。
でも、私の中のピアノへの思いは
「ピアノが好きだから一生関わっていきたい」
から
「私にはピアノしかないから、これを失ってはいけない」
いつしかそう変わってしまっていたんです。
そんな私に、他のことに熱意を向ける余裕はありませんでした。
こだわりから執着へ
小さなころに決めたピアノの先生になるという夢。
小さい頃って、色々なことを夢見ると思うのですが、私はピアノ一筋でした。
練習に対してはとても不真面目だったのに
そうして中学校から音楽を学べる環境に進ませてもらい、恵まれた中で好きなピアノを自由に楽しんできました。
大学を卒業して、ピアノの先生になり、演奏をしながらの生活。
でも、収入は厳しいから、全く関係のない飲食のバイトを掛け持ち。
バイト先を選ぶ理由は
「スキルの要らないこと」「誰にでもできること」
でした。
いつの間にか私の頭の中は
「自分はピアノしかできない人。他に何一つできることがない人。」
ピアノが弾けます!ではなくピアノしかできないんです・・・そういう思考に支配されていたんです。
だから、自分の知らないことは怖い。
ピアノ以外のことに注力して音楽業界から離れてしまったら、自分の価値が無くなる。
ピアノと関わることにこだわりを持って誇りを持っていたかったのに
手放せない執着へといつの間にか変わっていました。
この執着心は、新しいことを始めない理由にも言い訳にもできてしまった。
私とピアノの関係は、自分の理想とは大きくかけ離れてしまっていたのです・・・
ピアノにしがみつく私の心をほどいてくれた人
コロナで仕事が減るという初めての経験をし
「ピアノだけで生きていくのは厳しいのではないか」
「私独り身だし、誰かに頼るわけにもいかない」
そんな思いが渦巻く中で始まった起業支援の月1のミーティング。
大手企業勤めから思い切って独立され、今を明るく突き進むその方の意見を聞きながら
「誰にでも初めてがある。できるかできないか、向いているかそうでないかは、やってみないとわからない」
そんな当たり前のことに気付かせてくださったのです。
「ピアノ以外何もできません!」
パソコン、Webライティング・・・やったことあるの?
「ありません!」
じゃあ、どうしてできないと思うの?
「わかりません・・・」
私の答えって、全てNotだった・・・
明るい笑顔と前向きなお話、そして、私の知らない世界を私の負担にならないよう、少しずつ情報を小出しにして教えてくれたその方。
そのおかげで、少しずつピアノに縛られていた心がほどかれて
「ピアノに執着せず、いつまでも好きでいたいから、逆にピアノへの執拗なこだわりから自分を解放したい・・・」
そういう思いへと変わっていきました。
そして
「未経験だけれど、こんなことも知らないと笑われるかもしれないけれど、ライティング、やってみたい✨」
未知の世界への挑戦なんて、副業のバイトを始めた時以来。
不安もあるけれど、ワクワクの方が大きいという初めての経験でした。
「無理せず、自分のペースで、自分の心が向く方向へ」
ためになるアドバイスや提案をしてくださいながら
「それが心地よいと思うなら、続けてみてください」
と、あくまで自分の気持ちを大切にしながら進めるべきだと毎回言ってくださるその言葉にどれだけ救われているか。
こんな素敵な言葉を誰かにかけてあげられる人間に、私もなりたい
本当に、この出会いには感謝しかありません。ありがとうございます♪
そして、私のライティングへの挑戦が始まっていくのです。
Webライターへと導いてくれた方との出会いのお話でした
人との出会いが、思いがけず自分を変えてくれることがある。
変わるきっかけって、誰かや何かとの出会いがないと訪れないんです。
風や海底に起こった衝撃で海の波ができるように
ただそこに一つのものがとどまっている状態から変化を起こすことは不可能。
何かに出会って、心が動いて、それが今までと何か違う変化として表れます。
私は、ライターというお仕事を知り、未知の分野に足を踏み入れるという選択する勇気をその方からいただきました。
自分と違う生き方をしている方、自分とは正反対だけれど惹かれる人に出会った時
そのきゅんとした自分の感覚を信じて、その方のお話を聞いてみてください。
人生が、思わぬ方向へと動き出すきっかけとなるかもしれません
ご清覧ありがとうございました♬
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