一人旅、悲しいからひとりで旅するわけではないんですよ
コロナで旅行が自由にできなくなる前は、年越しは毎年一人でホテルに泊まっていた私。
- 車で片道5時間以内
- 温泉に入れる
- 1泊2食付き
- 客室数少な目
- 可愛いor美しい客室
こんな条件で探して、1年頑張ったご褒美として少しお高めなホテルやお宿に泊まる。
心奪われる素敵な宿泊施設が掲載された宿泊予約サイト「Relux」には、よくお世話になったものです。
ここ2年は年越し時に感染状況が悪化することが多く、恒例の一人旅もできていませんでしたが、やっと先日お休みを取って1泊2日の一人旅へ!
幸せな時間を過ごせて大満足の私。
しかし、仕事先ではなぜか心配されていたようなんです。
あの人、大丈夫かなって💦
それにはタイミングの悪さなど、色々な事情が絡んでいました・・・
一人旅直前の告白
今回の一人旅、突然思い立ったわけではありません。
目的地を決めたのはギリギリでしたが、日程は随分前に決めて、お休みを頂けるようお願いしていました。
レッスンは自分で日程調整すればいいので、空けたい日程を調整することは簡単です。
でも朝のカフェバイトは、企業の中の小さな店舗なので基本的にワンオペ。
私以外の社員さんやパートさんにはご家庭があるので、前もってお願いしていてもどうしても負担をかけてしまうことになります。
それで、いつも決めたらどれだけ先のことでもすぐにお願いをして、職場のカレンダーに「休み」と書き込んでおくんです。
申し訳ないと思いつつ、いつも通り今回も早めにお伝えをして、私は一人旅を楽しみにしていました✨
ただ、お休みをする前の週に私の中である決意が固まり、社員さんに告白していたんです。
それが誤解のもととなったわけで・・・
仕事を辞めたい
私が決意したこと・・・それは
朝のバイトを辞める!
私の働き方を理解してくれて、本職を優先するためにお休みや時間調整をさせてくださる本当にありがたい職場でした。
パートさんや社員さんも良い方ばかりで、本職のピアノの演奏会にも皆で何度も来てくれて。
不満なんて何もありません。
私が辞めたいと思ったのは、ピアニスト、そしてライターとして、自分が誇りを持って生きていくために時間が欲しいと思ったから。
「これからの人生、お金の不安や時間を埋めるために働くのではなく、私は〇〇です!と胸を張って生きていける仕事がしたい。」
私がカフェで働いていた理由は、これには当てはまりません。
- 安定しない収入に常に不安があるから
- 毎日働いているという事実が心を安定させてくれたから
- 朝が得意だから(逆に夜は21時は眠くなる・・・)
今まではこの理由も働き方も自分自身納得して、何の疑問も持たずに続けていたんです。
でも、ライターという職業に出会って1年、ブログを始めて1か月。
「あっ、今かもしれない・・・」
何か成果が上がったわけでも変化があったわけでもないのに、急にこんな思いが降ってきたのです。
独りで生きていくために手に職を
「でもなぁ、居心地いいし、良い方々ばかりだし。」
と辞める決断を躊躇わなかったのが自分でも不思議なくらい、決めた翌日には伝えていました。
今まで、辞めるなんて話はしたことも匂わせたこともなかったので
「えぇっ、何で?色々不手際があって嫌になっちゃった?」
社員さんをビックリさせてしまいました💦
不手際といっても、発注を忘れて野菜がないとかそんな小さなことなので、もちろんそんな理由で辞めたいと思うわけなくて(笑)
「独りで強く生きていかないといけないので、手に職をつけて、ピアノ以外に今やっているもう一つのことに真剣に取り組みたいんです。
朝の時間を、その勉強と仕事に充てたくて・・・」
独りで生きていく
たぶん、この言い方が重かったんですね💦
「今いくつだっけ?まだ全然大丈夫だよ!←結婚の話(笑)」
私としては新たな道への決意のつもりでしたが、結婚を諦め悲観的になっているのかな?と思わせてしまったようで・・・
心配されていた⁉思い切り楽しんだ一人旅
大満足の一人旅を終えて、また日常が戻ってきました。
温泉まんじゅうを配りながら
「お休みをいただきありがとうございました。温泉よかったです~」
なんておみやげ話を添えて興奮して話す私。
でも、辞めることを直接伝えた社員さんの様子だけ少しおかしい・・・
「草津行ってたんだね。どうだった?温泉良かった?」
何となく元気がないような、私の様子を窺うようにお話しているような。
タイミングの重なりが勘違いを生む
その理由は次の日にわかりました。
「独りで生きていくために・・・」
なんて私が変な言葉を残して旅に出たせいで、人生に悩んで病んでいるのでは?と心配してくださっていたようなんです💦
家族とでもお友達とでもなく、一人旅だったことで、余計に何か変方向に思考が向いていないかと思われたみたい。
辞めるなんて言ったことのない人が急に辞めさせてくれと言って
タイミングよく旅に出た。
しかもひとりで・・・
考えてみれば、意味ありげに思えなくもないですね
決意のつもりが深い闇の告白に
人生100年時代。
100歳まで生きないとしても、30半ばの今はまだ人生の折り返しにも到達していないくらい。
だから
「こうでいいや。まぁそのくらいでいっか。」
で今にとどまらず
「こうしよう。それやってみて違ったら次行こう。」
それくらいフットワーク軽くありたいなって思ったんです。
仕事を辞めることは、もちろん代わりの方に入っていただいたりそれなりの迷惑をかけてしまうこと。
無責任に去りたくないので、希望する退職日は余裕を持って提案したし、辞めたい理由もきちんとお話をしました。
真剣に受け止めてくださった結果、本人にとっては前向きな決断が、社員さんからしたら私の中の「深い闇」に見えたのでしょう。
誤解が溶けホッとした顔の社員さん
「旅行、一人旅だったんだね。」
「何か・・・悩んでるわけじゃないよね?」
そう聞かれて、そんな風にとらえられているとは思ってもみなかった私はビックリ💦
思いっきり否定して、旅を楽しんできたことを伝えたら
「何がものすごく病んでるのかと思っちゃった。」
と安堵の表情を浮かべていた社員さん。
ごめんなさい、私の言葉選びがいけなかったです
でも、ありがとうございます✨
勘違いさせてしまったけれど、精神的に限界がきているのかな?なんて自分のことを心配してくれる人が家族以外にもいるんだと思って、なんだか少しうれしくもありました。
一人旅の当たり前化・プランの充実を望む
ひとりで旅行すると
「何かあった?」
未だにそう言われることがあります。
- ひとりになりたい
- 気持ちの整理をしたい
- 現実逃避したい
そんな人が行くイメージなのかな。
確かに、ひとりで行きたいから行くし、気持ちの整理にもなる。
現実から離れてゆっくりしたい気持ちももちろんあります。
悩みに押しつぶされそうになった自分を解放したくて一人旅する方もいるでしょう。
でも私は、一人旅の当たり前化を望みたい✨
ふらっとひとりカフェに立ち寄るように、ふらっと一人旅をする!
私は、自分の思うまま、自分の心と体の声に従って、自分のためにする旅の時間をこれからも大切にしていきたいと思っています。
そして、全国の宿泊施設様へ。
どうか、一人旅プランをもっともっと充実させていただけたら・・・
泊まりたいのに1室2名~のホテルやお宿が多く
「該当するプランがありません」
の表示に私は度々肩を落としております。
ひとりで泊まって親切にしていただいたお宿は強く印象に残るのでまた行きたくなるし、誰かを連れていきたいとも思うし、口コミも紹介もしたくなる。
お宿の評価UPにもつながると思うんです。
だからどうか、どうかひとりで泊まらせてください(笑)
一人旅で思わぬ心配をかけてしまったお話でした
思わぬ心配をされてしまった一人旅。
私の言葉のチョイスとタイミングの悪さで社員さんを悩ませてしまったこと、反省しています💦
でも、一人旅って、楽しいんですよ
決して、悩んだ時だけに行くものではないんです(笑)
一人旅の魅力、伝えたい
私が実感している一人旅の魅力についても、ブログで語っていきます。
やってみたいけれど勇気がない
一人旅って、一緒に旅行できる人がいない寂しい人が行くものでしょ?
そんな風に思っている方に、そちらもぜひお読みいただけたらうれしいです
ご清覧ありがとうございました♬
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