京都宇治日帰り旅。
この度の目的地はこちらでした。
- 宇治上神社
- 平等院
- しゅばく(お蕎麦屋さん)
- 伊藤久右衛門(パフェ)
- 中村藤吉本店(おみやげ)
宇治上神社を参拝後、宇治橋を渡って左手の平等院表参道を進みます。
10時前だったのでお店はまだどこも開いておらず・・・
平等院前のおしゃれなスタバをちょっと覗いて
「おしゃれだね~」
と眺めるだけ眺めて(笑)
立ち寄らずに平等院参拝へと向かいました。
そしてお昼は、ずっと楽しみにしていたお蕎麦屋さん「しゅばく」へ。
世界遺産平等院鳳凰堂
世界遺産「古都京都の文化財」の一つ、平等院。
10円玉に刻まれた日本の歴史的建造物です。
宇治に着いて最初に訪れた宇治上神社とは、宇治川を挟んで反対側にあります。
Instagramで検索すると、平等院と10円玉を並べて撮影したインスタ映え写真がいくつも上がっていますよね。
挑戦したんです・・・
センスがなく断念しました(笑)
きれいな写真はインスタグラマーさんの投稿を楽しんでいただくことにして
写真センスのない私は、実際に目で見たその感動を言葉でお伝えしようと思います✨
平等院鳳凰堂内部は必見!
平等院の拝観料は600円。
鳳凰堂の内部拝観には別途300円がかかります。
平等院へせっかく行くなら、内部拝観するべき!
拝観料を支払うと時間指定のチケットが配られ、その時間に平等院内部へ向かう橋の前に並びます。
内部を見ることができるのは15分ほど。
正面には木造の大仏様が鎮座し、周りの壁には雲に乗って踊りや楽器演奏をする神々が祀られていました。
この周りの神々の半数は平等院の敷地内にあるミュージアムに飾られていて、持っている楽器や道具の説明とともにより近くで見ることができます。
年月を重ねて、渋みを増しながら輝き続ける大仏様。
ガイドさんのお話を聞きながら、その存在感と荘厳な雰囲気にのまれている自分がいました。
壁画の修復技術に感動
内部の壁面には、非常に細かな絵が描かれていました。
この壁画のうち4面は修復され、他の面は劣化して見えなくなってしまった状態のまま、現状維持のためのメンテナンスのみ行っているそうです。
修復された壁画をのぞき込むと、そこには百人一首の世界が広がっていました。
描き方の指南書があるわけでもないし、お手本となる写真が残されているわけでもありません。
それなのに、残された数少ない資料や原画の分析で得られたデータをもとに、鮮明に修復された壁画。
修復技術の高さに感心しながら、私たちの話題は数年前のニュースのことに。
「そういえばさぁ、失敗しちゃったやつあったよね?」
私は絵が壊滅的に下手なので、こうなってしまうのはすごくよくわかる(笑)
キリスト様への思い入れが強かったんでしょうね。
でも、自分の技量はきちんと把握するべきですね💦
新しいものはこの世が続く限り生み出し続けることができますが、古いものは当時の技術の復元はできても、当時の職人によって作り直すことは不可能。
昔の人が残してくれたものは、大切に大切に受け継いでいかなければいけません。
日本にはそれができる高い意識と技術を持った人々がいて、価値ある遺産を守ってくれていることに感謝したいと思いました。
池の向こうに浮かぶ平等院鳳凰堂
曇ってたんです・・・
写真がいまいちなのはそのせいということで💦
いや、本当はもっと鮮やかな朱色で、池に移る姿も美しかったのです。
感動を伝えたいなら、もっと写真も上手にならなきゃと反省しております。
10円玉と並べて写真を撮ろうと思ったのですが
私もお友達も手元にある10円玉がまぁ汚いこと(笑)
写真にとっても模様が映らないということで諦めました・・・
建立当時の姿が再現された展示の数々
内部拝観を終えて平等院の奥へ進んでいくと、ひっそりとミュージアムが現れます。
ミュージアムには
当時こんな装飾がされていただろう
当時はこんな色合いであっただろう
という、今とはまた違う平等院鳳凰堂の姿がありました。
私の中で日本の神社仏閣の色合いは地味で、金の装飾がそれによって際立つイメージがあります。
でもミュージアムで再現された平等院は、とにかく派手、鮮やか。
日本の建物というより、台湾の神社や韓国の宮廷を思わせる色使いでした。
屋根にはサンキャッチャーのようなキラキラした装飾がついていたかも⁉という展示も✨
私が思う日本の昔とのズレを感じて、そんな点も楽しむことができました。
表参道のお茶屋さんで一休み
平等院への参拝の後表参道へ向かうと、お店がチラホラ開き始めていました。
「宇治といえば、抹茶だよね!」
参拝前からグリーンティーが飲みたかった私とお友達は、平等院を後にして早速一軒のお茶屋さんに立ち寄ることに。
私たちがお邪魔したのは、大正元年創業の老舗茶屋「ますだ茶舗」に併設された「TEA STAND SHOP」。
抹茶ラテやグリーンティー、ほうじ茶を使ったメニューが並び、迷いに迷って私が注文したのは
「抹茶入りくず湯」
優しい甘さの中に抹茶の苦みが効いて、体の芯から温まりました
普通のおしゃれなカフェだと、シロップを使っていることが多い抹茶ドリンク。
ますだ茶舗さんでは、注文が入るごとにお抹茶を立てていて、その手間とこだわりに感動しました。
ただ、くず湯・・・とってもおいしかったのですが、と~っても熱くて。
とろみのおかげで全然冷めないんですよね。
お友達が抹茶ラテを飲み終えたことに焦ってグイっと流し込んだら
喉が焼けました💦
となりの店舗では、いかにも濃ゆそうな抹茶ソフトが売っていて惹かれましたが、寒さで断念。
あのソフトクリームもいつか食べたいなぁ。
京都宇治の名店十割そばのしゅばく
抹茶ドリンクでほっこりした後は、いよいよお待ちかねのランチ
京都へ行くことを決める以前から
「美味しいお蕎麦が食べたい!」
と言い続けていた私。
宇治でのランチは、おすすめを調べていてたどり着いた「しゅばく」さんへ伺うことにしました。
11時30分オープンで、この時11時を過ぎたところ。
まだ早いかなと思いながらも、人気店だとのことだったので早めに向かうことに。
この判断、大正解だったんです!
はじめての十割そば体験
宇治橋をまた宇治上神社に向かって渡っていき、右に曲がってすぐのところに「しゅばく」はあります。
まだ早いと思って向かいましたが、そこには既に先客が!
私たちは3組目でした。
「早めに来てよかったねぇ。」
と言っている間にもう1組。
寒そうにしている私たちを見て、少し早めにお店を開けてくださいました。
中に入ってみると、テーブル4卓、カウンター4席のこじんまりとした店内。
1巡目で食べることができたのは奇跡でした✨
寒い日でしたが、温かい面はつなぎが入って十割そばではなくなるということで、辛味大根付きのざるを選択。
そして待つこと20分弱、念願の十割そばとのご対面です。
透き通るような細めのお蕎麦。
硬め?歯ごたえがあるんですが、のど越しが良く、辛味大根との相性抜群!
めんつゆのお出汁にもこだわっているそうで、いい香りがするんです。
あっという間になくなりました
後で蕎麦湯も出してくださって、おいしいおつゆも余すことなく堪能。
大満足で興奮しながらお店を後にして、見事にスマホを置き忘れた私(笑)
美味しいお蕎麦を食べ歩く方の気持ちがわかった気がしました。
忙しなさ0!時間が流れる物腰やわらかな接客
私たちが入って間もなく、お店の前には長い行列ができていました。
一気に満席になった店内で、接客と提供をこなす2人の女性店員さん。
物腰やわらかで、てきぱき仕事をこなされているのにバタついた様子はなし。
外に並ぶお客さんの様子をこまめに気にかけながら、提供を待つ私たちにも声を掛けてくださり、お客様への心遣いを感じる温かい雰囲気に、待っている間も心が和みました。
スマホを忘れて確認の電話をした後取りに行った時も(お忙しいのに申し訳ないことをしました・・・)
「すぐに気づいて差し上げられなくて申し訳なかったです~」
100%私が悪いのに💦
お店の雰囲気、店員さんのお人柄で、食事の楽しさって変わってきますよね。
京都宇治の「しゅばく」
お蕎麦の味にも、人のやさしさにも心満たされる素敵なお店でした。
宇治京都日帰り旅-平等院~しゅばく-でした
はじめての平等院、そして初めての十割そばに大満足。
昔の日本人の技術と、現代の日本人の文化を守ろうとする意識の高さに感動し
香り高い十割そばと温かい接客に感動し・・・
はじめての宇治には感動が詰まっていました。
大満足のランチ後は、お目当てのおみやげを買いにまた宇治橋を渡っていきます。
とその前に、大事なランチ後のデザートを食べに
楽しい京都宇治日帰り旅も、終わりを迎えます・・・
ご清覧ありがとうございました♬
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